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新鮮な桃を長く美味しく味わうための選び方と保存方法は?

新鮮な桃を長く美味しく味わうための選び方と保存方法は?

夏頃に旬を迎える桃。 桃をどのように保存すれば美味しさがキープできるのか、悩んだことはありませんか? 桃はとてもデリケートなフルーツのため、あまり日持ちがしません。 ここでは、桃の選び方と新鮮さを維持できる保存方法をご紹介します。桃が旬を迎える夏本番に向けて、美味しい保存方法を知っておきましょう!   美味しい桃の選び方のポイント 美味しい桃を選ぶためには、いくつかのポイントがあります。 まず、色を見てください。全体的に色づいているものを選びましょう。 濃い色の桃のほうが甘みは強いと言われています。 次に形を確認しましょう。上から見たときに、左右のバランスが取れたキレイな形のものがおすすめです。 桃のお尻部分も確認します。色が青っぽいものは、まだ熟しきっていません。桃は熟してくると青から白へ変化します。お尻部分が白くなった桃は熟しているので食べごろを迎えていますよ。 桃を選ぶ際に、表面を指で押したり力を入れて持ったりしないようにしましょう。桃はとても柔らかいため、少しの衝撃ですぐに傷が付きます。傷みが進みやすいので、優しく扱ってくださいね。   常温で保存 「購入した桃を冷蔵庫に入れる」と答える方は多いかもしれませんが、桃は常温保存が基本です。常温保存のコツと保存期間をご紹介します。   保存方法 桃の表面から水分が抜けてしまわないようにしましょう。 乾燥が天敵なので、新聞紙やキッチンペーパーなどで桃を包みます。 包んだ桃をポリ袋に入れ、口を閉じます。その状態でフルーツキャップに入れ、エアコンや扇風機の風が当たらない場所へ。 エアコンや扇風機の風が当たると水分が飛んでしまいやすいため、注意が必要です。   保存期間 だいたい2、3日程度の保存期間です。 ただし購入した時点で、すでに柔らかい桃の場合の保存期間は1、2日程度でしょう。 常温で置いておくと熟成が進み、柔らかい桃は傷んでしまいます。 少し硬めの桃は常温保存することで、果肉が柔らかくなり食べごろになりますよ。   冷蔵で保存 しっかり冷えた桃を食べたいときもありますよね。冷蔵保存するときのポイントを見てみましょう。...

生にんにくと普通のにんにくは何が違う?保存方法やレシピを詳しく紹介!

生にんにくと普通のにんにくは何が違う?保存方法やレシピを詳しく紹介!

にんにくには「生にんにく」と「乾燥にんにく」の2つの状態があることを知っていますか?スーパーで1年中売られている普通のにんにくは、「乾燥にんにく」です。 では、「生にんにく」とはどういうものなのでしょうか。 ここでは、生にんにくと普通のにんにくの違いや保存方法をご紹介します。おすすめのレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。   生にんにくとは 写真提供:フォトAC 生にんにくと聞くと「加熱しない状態でにんにくを食べること」を想像する方もいるかもしれませんね。 生にんにくとは、収穫後すぐに乾燥させずにそのままの状態のにんにくを示します。 5月〜6月頃に収穫できる、わずかな期間にしか味わえない特別感が魅力です。収穫したばかりのみずみずしいフレッシュさがポイント。 水分量が多く、普通のにんにくより辛みや香りがマイルドに感じられます。収穫時期が限られているため、通常のスーパーではなかなか手に入らない食材です。 スーパーでよく目にする普通のにんにくは、収穫後に数週間かけてしっかり乾燥させたものです。 見た目はカサカサした皮に覆われています。乾燥しているため、長期保存が可能です。   生にんにくの保存方法 生にんにくは採れたてのフレッシュさから水分が多い性質を持っています。カビが生えることもあり、保存するときには注意が必要です。冷蔵庫と冷凍庫での保存方法についてご紹介します。    冷蔵庫で保存 にんにくは冷蔵庫で1ヶ月ほど保存可能です。 しかし、そのままの状態で冷蔵庫に入れるのはあまりおすすめできません。 庫内がにんにくのニオイでいっぱいになったり、他の食材にニオイが付いたりします。ニオイ対策をしてから冷蔵庫に入れましょう。   皮付きで保存 まず新聞紙やキッチンペーパーでにんにくを巻いておきます。 包んだにんにくをさらにポリ袋に入れてから冷蔵庫へ。 ただ袋に入れるだけでは、にんにくから出た水分が原因でカビが生えることもあります。 新聞紙やキッチンペーパーで包んでおくことがポイントです。新聞紙やキッチンペーパーが水分を吸収し、カビからにんにくを守ってくれます。   小さくカットして保存 にんにくを薬味や香り付けとして使う方もいますよね。 にんにくの形のままでは、調理のたびにカットしたりすりおろしたりする作業が発生します。...

トマト嫌いの人に伝えたいミニトマト「ほれまる」の魅力とは

トマト嫌いの人に伝えたいミニトマト「ほれまる」の魅力とは

お弁当作りや食卓を彩る野菜の代表格として、ミニトマトを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。しかし、「ミニトマトは食感や味が苦手」、「ミニトマトの皮が好きじゃない」と感じる人も少なくありません。 そこで今回は、すっきりした食感で糖度が高い品種「ほれまる」をご紹介したいと思います。 ミニトマトが苦手な人でも、「ほれまる」を食べたらミニトマトが好きになるかもしれません。 この記事では、「ほれまる」の魅力を栄養素や美肌効果などを交えながらご紹介しますので、ぜひ、チェックしてみてください!   ミニトマト「ほれまる」ってどんなトマト? 「ほれまる」は、2018年に渡辺農事株式会社によって商品化されたミニトマトです。 ゼリー部分は少なく果肉に厚みがあるのが特徴です。 特に皮がとても薄く、口に残らないため、これまでのミニトマトにはないすっきりとした食感を楽しむことができます。 平均糖度は8〜10%で、濃厚な甘さと酸味のバランスがいいと最近、注目されているミニトマトのひとつです。   引用元:渡辺農事株式会社糖度測定結果【サラリーマンが農家になってみた】   「ほれまる」の平均的な重さは20〜25gです。一般的なミニトマトは13g程ですのでやや大きい大人の一口サイズ。食べ応えも存在感もしっかりある「ほれまる」は、生食から加熱料理まで幅広く利用されています。 トマトが苦手な人に知ってほしい「ほれまる」 とても美味しいミニトマトですが、好みはさまざま…苦手な人もいます。 トマトが嫌いな理由には、「プチッ、ドロッとした食感」、「青臭いにおい」、「酸っぱい味」が多いようです。 最近は、ミニトマトの品種改良が進み、酸味が和らいだ甘いミニトマトが増えたため、トマト嫌いを克服できた!という話を聞きます。 「ほれまる」ならプチッ、ドロッとした食感が少なく甘さがしっかりあるので酸味が和らぎトマト嫌いを克服できるかもしれません。 トマトが苦手な人には「ほれまる」がおすすめです!   ミニトマトの青臭いにおいを取り除くレシピ ミニトマトにお酢を加えて冷蔵庫で保管。青臭いにおいを取り除くことができます。 引用元:冷やしトマト青臭くない   トマトが嫌いな人でもパクパク食べてしまうレシピ 「ほれまる」を半分にカットして混ぜるだけで無限に食が進みます! 引用元:我が家の無限トマト   ミニトマトの栄養素に注目!ビタミンCと美肌効果はトマトの2倍⁉...

青りんごの代表格「王林」の特徴や選び方をご紹介!

青りんごの代表格「王林」の特徴や選び方をご紹介!

日本の青りんごといえば「王林」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、青りんごに馴染みがありながらも実際に購入するとなると、「なんとなく赤いりんごがいいかな」「見た目が鮮やかなほうがいいかな」と赤いりんごを購入する方が多いと思います。実際は人気のある「王林」の特徴や選び方を実食レポートを交えながらご紹介していきます。   王林ってどんなりんご? ・王林はどこで誕生したの? 「王林」は、福島県伊達郡桑折町の大槻只之助氏によって1943年(昭和18年)に育成されたりんごの品種です。ゴールデンデリシャスと印度りんごを交配して誕生し、1952年(昭和27年)、伊達農協の大森常重組合長によって「林檎の中の王様」という意味を込めて命名されました。 ・食味や風味は? 「王林」の食味の特徴は甘みがあり、酸味が少ないということです。このことから日本のりんごの中では甘いりんごといえるでしょう。また爽やかな芳香があることも特徴のひとつです。   ・外観はどんなかんじ? 「王林」は果形が卵型で、大きさは300グラム前後です。果皮は鈍い緑黄色で、果皮表面にはひび状のさびが発生しやすいとも。果実の表面に粗い果点(ポツポツした点)が入りザラザラしたものは完熟した「王林」の証しです。・王林の収穫量と出回り時期は? 「王林」の収穫量はふじ、つがるに次いで3番目に多いりんごです。無袋栽培に適しているため安定した栽培が行われています。ふじ、シナノゴールドと同じ晩生種で東北北部では10月下旬〜11月上旬、長野では10月中旬頃に収穫されます。出回り時期は、11月〜3月。 引用元:農林水産省 王林の収穫量  ・保存方法や貯蔵性はどうなの? 「王林」は貯蔵性の高いりんごです。丁寧に保存すると冷蔵庫で2週間程度はおいしく召し上がることができます。保存方法は、りんごをひとつずつ紙で包み、それらをエチレンガス対応の保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。日持ちのする「王林」ですがおいしく食べるためには10日程度で消費することをおすすめします。   どんな王林を選んだらいいの? ・選び方は好みの味によって異なる? 「王林」は、熟してくると黄色くなります。特有の香りを深く楽しみたい方は黄色よりも黄緑色のもの、特にお尻の部分がまだ緑色のものを選ぶとよいでしょう。また、甘めの「王林」が好みの方には、果点やサビがしっかりと出ているものをおすすめします。・重量感があるものを! 「王林」は豊富な果汁が人気のりんごです。手に取った時、ずっしりと重みを感じるものを選ぶとよいでしょう。ジューシーな味わいを楽しむことができます。   産地直送の「王林」を実食してみました! 少し遅いかなと思いましたが2月に「王林」を購入。購入直後、箱から取り出した時には、本当によい香りを放っていました。切り分けるとさらに爽やかな香りが。産地直送で購入した「王林」は大変おいしくいただくことができました。 その後、購入から2週間も保存していた「王林」を実食することに。「王林」の魅力である香りはどんなものになっているか関心と共に少し不安がありました。ところが香りに変化はなく果汁もたっぷり残っていたことに大変驚きました。また、サクサク感は変わらず、丁度良い甘みと爽やかな香りを感じながらおいしくいただけました。 おわりに この記事では、「王林」の特徴や選び方をご紹介しました!「王林」の魅力は、何といっても時間が経っても変化しない爽やかな香りと果汁の多さ、近年の消費者の趣向に合った甘さではないでしょうか。また今回は産地直送の「王林」を手に取ってみて実感したことがありました! 店頭で購入するよりも新鮮なりんごを購入できるため「王林」のような香りに特徴があるりんごはより新鮮なりんごを早く入手した方がよいということです。産地直送は中間業者を介さず、生産者から直接購入できるため店頭で購入するよりも最短日数で入手できます。また、生産者を知ることができるため安全性の高いりんごを購入することができます。より新鮮な「王林」を手に取って、おいしく召し上がっていただきたいと思います!   書いた人:Masako Aizome  ...

紅玉イメージ

お菓子作りに最適な、根強い人気があるりんご!紅玉(こうぎょく)の特徴と実食レビュー

みなさんは、紅玉というりんごを食べたことはありますか? 紅玉といえば、その酸味の効いた味わいやお菓子作りによく使われていることが思い浮かぶでしょうか。古くから愛され続けている紅玉は、確かにお菓子作りによく使われています。しかし、なぜお菓子作りに最適なのでしょうか?紅玉とは一体、どのようなりんごなのでしょうか。実際に購入したりんごを実食し、その理由を考察してみました。 紅玉ってどんなりんご? 紅玉は、1800年にアメリカで自然交雑実生(みしょう)から誕生したりんごです。アメリカ名は「ジョナサン」。日本には1871年に開拓使によって導入されました。当初の名前は「満紅(まんこう)」や「千成(せんなり)」など地域によって異なっていましたが、1900年に紅玉という品種名に統一されました。 紅玉は、昭和30年代まで国交という品種と並ぶ日本の基幹的品種として栽培されてきました。その後、甘いバナナの輸入や嗜好の変化により、一時期は生産が縮小。しかし、近年では、その特徴的な甘酸っぱさが再評価され、特に加工用りんごとしての価値が高まりました。現在も、希少性の高いりんごとして根強い人気が続いています。 紅玉の栽培産地 紅玉の生産量の半数以上は青森県が占めています。続いて、長野県、山形県が主な生産地となっています。 《令和3年 生産地別栽培面積》 引用元:農林水産省 リンゴの生産地 紅玉の旬の時期はいつ? 紅玉の収穫は、長野県では9月下旬頃から、青森県では10月頃から始まります。旬の時期は、10月から11月上旬。青森県の紅玉は、3月頃まで流通しています。 紅玉の外観は? 紅玉の収穫は、長野県では9月下旬頃から、青森県では10月頃から始まります。旬の時期は、10月から11月上旬。青森県の紅玉は、3月頃まで流通しています。   お菓子作りに最適?紅玉の味の特徴とは 紅玉は、酸味が強いといわれていますが、糖度は13〜15度を示し、低いわけではありません。キュッとした爽やかな酸味と甘さのバランスがよく、甘酸っぱい味わいがあると好評です。さて、実際の食味は、どのようなものでしょうか。 実際に2月に青森県産の紅玉を購入し実食してみました。ご購入の際の参考にしていただけたら幸いです。 まず、包丁を入れてみると「ふじりんごよりも、皮が厚い」と感じました。今回の大きさは200g程。果肉はきめ細かく、滑らかな食感でした。ずっしりとした重さは感じませんでしたが果汁は多めで、甘い香りがしました。 久しぶりに紅玉を食べてみたところ、カットした直後のりんごは酸味がかなり強く「これぞ紅玉!」という酸味を感じました。どれくらいの酸味かというと、サンふじの酸味をレベル1とすると今回の紅玉はレベル4ぐらいでした。 さらに、カットした紅玉をスライスしてレンチン(500Wで2分)してみました。 お菓子作りに使えるほど柔らかくなりましたが、崩れている様子はありませんでした。 このような強い酸味がある紅玉は、次の理由からお菓子作りに最適といわれています。 時間の経過と共に酸味が多少抜けても酸味は残るため、りんごを加工しても甘酸っぱさを味わうことができる。 はっきりした甘酸っぱさがお菓子を引き立てる。 果肉が締まっているため加工しても煮崩れしにくい。 今回、紅玉に熱を加え実食したところ、改めて紅玉がお菓子作りに最適だとわかりました。 お菓子作りに使うりんごは、紅玉の強い酸味が重要のようです。    超簡単!紅玉のスイーツレシピをご紹介...

希少品種の黄色いりんご「ぐんま名月」とは?

希少品種の黄色いりんご「ぐんま名月」とは?

「ぐんま名月」は、近年じわじわと人気を集めている甘みの強い黄色系のりんごです。 市場では、「ふじ」のような主力のりんごが数多く流通しているなか「ぐんま名月」の流通量はりんご全体のわずか0.9%!たいへん希少な品種となっています。いったい、希少性が高い「ぐんま名月」とはどんな品種なのでしょうか。その特徴について解説していきます。   希少な品種といわれる「ぐんま名月」の特徴は? 「ぐんま名月」は「あかぎ」と「ふじ」を交配し育成された群馬県生まれのりんごです。1991年(平成3年)に品種登録されました。果実はやや大きめで約280〜350g。果皮は黄緑色から黄色で、日光が当たった部分が赤く色づく特徴があります。コクのある甘さとやさしい酸味とのバランスの良さが人気の秘訣。果肉はサクッとした食感、香り豊かで果汁も豊富です。 また、「ぐんま名月」は耐病性があり、無袋栽培に適しています。そのため、有袋栽培と比較して十分な太陽の陽ざしを浴びることができ、葉取り作業を行わなくても高い糖度の果実を実らすことができます。   「ぐんま名月」の流通量は本当に少ないの? 黄色系りんごは、赤いりんごに比べてキズやスレなどが目立ちやすく、検品で苦労するため生産者さんがあまり栽培に積極的ではないようです。また、「ぐんま名月」の旬の時期が短いことも流通量が少ない要因かもしれません。しかし、袋がけや葉取り作業を行う必要がないため、青森県では栽培面積が年々増加しており、食味の良さからも知名度が高まっています。 参考資料 袋がけや葉取りがいらない?!     「ぐんま名月」の主な生産地 「ぐんま名月」の栽培面積のトップは青森県です。栽培面積は約172ヘクタールで全国の生産量の半分以上の割合を占めています。続いて長野県、群馬県が主な生産地です。「ぐんま名月」の栽培面積は全国のりんご栽培面積のわずか1%ほどしかありません。そのため非常に希少性の高いりんごといえます。群馬県で栽培された「ぐんま名月」は「群馬名月」、群馬県以外で生産されたものは「名月」や「めいげつ」と区別して呼ばれていることもあります。《令和2年 生産地別栽培面積》 引用元:農林水産省 りんごの生産地   「ぐんま名月」の出回り時期はいつ? 「ぐんま名月」の出回り時期は11月頃です。収穫後も熟成が進むためより食味はより深い味わいに変わっていきます。   おいしい「ぐんま名月」を見分けるコツは? 「ぐんま名月」は縦に長めのものを選ぶとよいでしょう。色は、黄緑から黄色に変わっていると熟した証です。甘みが強いりんごをお好みの場合は赤みの多いりんごを、酸味があるりんごがお好みの場合は黄緑のものを選ぶとことをおすすめします。外観はざらつきがあるものが栄養を多く含み完熟している傾向です。さらに、芳醇な香りとずっしりとした重さを感じたら、それは果汁が豊富に含まれている証拠です。 参照サイト おいしいりんごの見分け方   「ぐんま名月」の保存方法は特別なの? 常温保存も可能ですが、おいしく食べることができる期間は1ヶ月弱程度です。 鮮度の低下を防ぐために、りんごをひとつずつ紙で包み、それらをビニール袋に入れて冷蔵庫で保管していただくと、2ヶ月間ほどおいしくお召し上がりいただけます。その際、エチレンガス対応の保存袋で保存することをおすすめします。   まとめ この記事では、非常においしいと評判の希少品種「ぐんま名月」の特徴を解説しました。数多くのりんごの品種が市場に出回るなか「ぐんま名月」はたいへん希少であり、出荷量はりんご総計のわずか0.9%程度です。「ぐんま名月」を一度購入した消費者の多くは、その後もリピーターになるといわれており人気の高さがうかがえます。このような希少価値の高い「ぐんま名月」をお歳暮や贈答品のトップシーズンにタイミングよく発送することができます! 『道の駅なえぎ』では、生産者から直送で販売しております。是非一度お試しください!...

幻の蜜入りりんご「高徳(こうとく)」って、どんなりんご?実食してみました。

幻の蜜入りりんご「高徳(こうとく)」って、どんなりんご?実食してみました。

みなさんは高徳というりんごの品種をご存知でしょうか。 最近は、知る人ぞ知る、幻の高級りんごとして人気が高まってきています。 高徳の特筆すべき最大の特徴は、圧倒的な蜜量です。 蜜が果肉の全体に行き渡っており、切る前から芳醇で高級感のある香りが漂っています。 そんな高徳ですが、購入できる場所は非常に限られており、とても高額で販売されています。 高徳食べてみたいけど、高い金額で購入して、好みの食味じゃなかったらどうしよう... 購入する前にどういう味なのか、知りたい... こんな不安をお持ちの方向けに、実際に購入したりんごの実食レビューを行いましたので、是非ご購入前の参考になれば嬉しいです。 驚きの蜜量が入る高徳(こうとく)とは? 高徳というりんごは、青森県平川市の名誉市民である木村甚彌の畑で誕生したと言われています。 木村甚彌は、青森県農業試験場園芸部(青森県りんご試験場)に所属し、病害虫防除法、特にモニリア病の防除体系を確立した、青森県のりんご産業の発展に大きく貢献した方です。 彼が引退後に自宅の畑に植えた、東光というりんごの実生から発生したものを選抜、育成し、1985年に品種登録されたものが高徳になります。 当時は品質のバラツキが多く発生し、蜜の入り具合や、糖度が安定しなかったりと、一定の水準と安定性を重視する市場からは良い評価を得られませんでした。 その後、地元農家の努力と弘前市石川地域のJAの品質管理の徹底により、消費者から一定の評価が得られ、現在の地位を確立しました。 JAでは「こみつ」ブランドとして販売されている 高徳の品質向上と販路開拓に尽力した弘前市の石川地域のJAでは、「こみつ」というブランド名を商標登録し、高級りんごとして販売しています。 石川地域のJAでは「こみつの会」という高徳を栽培している生産者の部会があり、その部会の生産者が出荷した高徳の中から、糖度や蜜の入り具合、色づき、形の良さなどの独自の基準をクリアした高徳だけが、ブランド名「こみつ」の名称で流通することになります。 JAの「こみつの会」に所属する生産者は基本的には他の地方市場などへの出荷は禁止となっています。また、ネットなどで販売する際には、「こみつ」というブランド名は使用できない決まりとなっており、「こみつ」ブランドの品質を維持する体制が構築されています。 高徳(こうとく)の味の特徴は? 高徳の食味は栽培する生産者の中でも好評で、青森で最も栽培されているりんご「ふじ」よりもおいしいと評価する生産者が多いです。 今回はりんご農家の孫で、小さい頃からりんごを食べ続けている筆者が高徳の正直な感想をお伝えできればと思います。 まず切る前から、パイナップルを彷彿とさせる、トロピカルな匂いが漂います。 一般的なりんごの香りとは、異なる香りであることは間違いありません。 切ってみるとご覧のとおりで、果肉の半分以上に蜜が入っています。通常収穫直後であれば皮付近まで蜜が入っている個体がほとんどです。 (※今回切ったのは12月末ごろで、収穫時期は10月下旬から11月上旬ごろで、すでに一ヶ月以上が経過しているため、蜜がある程度果肉に吸収されているものと考えられます。) 味はとにかく、甘いです!! 酸味は全くといっていいほどなく、蜜入りならではの、濃い深みのある甘さが口いっぱいにひろがり、食べ終わったあともほんのりと香りと甘さが残ります。 硬さはというと、個体によりますが、サンふじやシナノゴールドのシャリとした硬さに近いものもあれば、王林やジョナゴールドなどの柔らかい食感のものもあります。 2023年産りんごは青森県内の夏場の高温の影響で、青森県のりんごが全体的に柔らかくなっています。特に蜜入りりんごは蜜が入らない品種のりんごと比べて特に柔らかくなりやすいという特徴があるため、多少の個体差が生じたものと考えられます。 りんごは収穫直後からだんだんと柔らかくなっていくため、今回筆者が食べた時期は、高徳のような蜜入りりんごの品質としてはギリギリの時期です。...

「サンふじ」りんごの特徴は?ふじとの違いについて解説

「サンふじ」りんごの特徴は?ふじとの違いについて解説

「サンふじ」は、青森県藤崎町で生まれた「ふじ」と同じ品種のりんごです。しかし、「サンふじ」と「ふじ」にはいくつかの違いがあります。以下に、「サンふじ」の特徴と「ふじ」との違いをまとめました。   「ふじ」の特徴はこちらから 世界的なフルーツブランドとなったりんごの品種「ふじ」とは?   「サンふじ」のサンは太陽のSUN?! 「サンふじ」の「サン」は太陽の【サン/SUN】を指します。「サンふじ」は、「ふじ」と比較して、栽培中に十分な太陽光を浴びて成熟したりんごの品種です。もちろん、「ふじ」も太陽の下で栽培されますが、成熟期には袋がかけられるため、「サンふじ」とは栽培方法に違いがあります。   有袋のりんごと無袋のりんごではどんな違いがあるの? 前述した「ふじ」は、成熟期に袋をかけて防虫対策をし、外観の美しいりんごに育成されます。一方、「サンふじ」は袋かけをしないため、表面はざらざらしており、色にむらがあります。では、外観のほかに何が異なるのでしょうか。次にその違いをまとめました。   「サンふじ」の味覚と外観ってどうなの?! 太陽光をたくさん浴びて育成された「サンふじ」は、濃厚で深い甘みとたっぷりの果汁が特徴的です。 表面の色むらは、十分な太陽を浴びた証拠であり、その結果として甘みが一層深まります。 中央には蜜がよく入り、これはりんご全体が甘いというバロメーターとなっています。また、表皮が硬めなことも特徴の一つです。   おいしい「サンふじ」の選び方 1.緑色が抜けているものを選びましょう。これは完熟しているサインです。 2.中玉で、持ち上げた時にずっしりと重みを感じるものを選ぶと良いでしょう。果汁をたっぷり含んでいます 3.お尻の部分が飴色(濃い黄色)になっているものを選びましょう。蜜が入っている可能性が高いです。   「サンふじ」の旬の時期は? サンふじの主な産地別、出回り時期は次の通りです。 サンふじは収穫直前まで太陽光を浴び、完熟ギリギリの状態で出荷。蜜入りが良いことから貯蔵性が低いために収穫後一ヶ月以内に市場へ提供されます。   葉とらずりんごの特徴 「葉とらずりんご」は、文字通り「葉を取らない」栽培方法で育てられたりんごのことです。 従来の栽培方法では、りんごの赤さを均一にするために葉を取り除くことが行われていました。りんごは太陽の光を浴びることで赤く色づくため、葉が邪魔になっていたのです。しかし、この葉っぱには、濃厚な甘みを生み出す重要な役割がふたつあります。ひとつは、葉っぱの光合成です。光合成で作られた養分は果実へ供給され、後にソルビトールという糖分に変換されます。つまり、葉が多ければ多いほど糖分が増すということなんです。ふたつ目は、たくさんの葉は直射日光を遮り、不必要な水分の蒸発を防ぐことができます。このように葉の重要な役割を見直し栽培方法を改善した結果、濃厚な甘みのある果汁たっぷりの「葉とらずりんご」が誕生しました。本記事でご紹介している「サンふじ」についても、「葉とらずサンふじ」は普通のサンふじよりも糖度が1度〜1.5度ほど高いとされています。   まとめ...

世界的なフルーツブランドとなったりんごの品種「ふじ」とは?

世界的なフルーツブランドとなったりんごの品種「ふじ」とは?

「ふじ」は、青森県藤崎町で誕生し、世界でいちばん生産されているりんごです。 この記事では、世界的なフルーツブランドとなった「ふじ」をご紹介します。 「ふじ」はどうやって誕生したの? 「ふじ」は、1939年(昭和14年)に青森県農林省園芸試験場東北支場(現 農研機構果樹研究所)にて「国光」と「デリシャス」を交配して誕生しました。 誕生まで何度も交配と育成を重ね、りんごを育てることが繰り返し行われました。そして、1962年(昭和37年)、先人たちの努力や苦労が実を結び「ふじ」という名前で正式に登録!品種登録までなんと22年もかかったそうです。大変長い年月を経て「ふじ」は誕生しました。   名称の由来は「富士山」って本当?! 「ふじ」の由来は「富士山」だよね?と思っている方は多いのではないでしょうか。実は、「ふじ」という名称は、育成地である「藤崎町」の藤と日本一の高さを誇る「富士山」の富士に由来しているそうです。 正式には、1962年(昭和37年)全国りんご協議会名称選考会にて「ふじ」と命名されました。   世界共通で好まれているりんご「ふじ」の食味は? 「ふじ」は、果汁がたっぷりで蜜入りもよく程よい酸味と濃縮された甘みが絶妙な調和に特徴があります。さらに味覚だけではなく、フルーティーな香りも食味の良さを増しています。 大きさは、重さ300g~400gほどで大きめ。果皮は薄く、やや固めでシャキっとした食感があります。果肉は白く、ジューシー感があるため、生食はもちろん、ジャムやジュースなどの加工品にも適しています。   絶品「ふじ」のおいしさは香りが鍵を握っていた?! 蜜入りのいい「ふじ」のおいしさは前述したとおりですがそのおいしさの秘訣は本当に蜜が握っているのでしょうか。農研機構※2によると、「ふじ」のおいしさは味だけでなく、蜜にある香気成分の量に深く関係しているということが明らかになっています。この香気成分に含まれるエチルエステル類※1にはりんごの風味をよくする重要な成分が入っており、おいしさの指標とされています。 つまり、「ふじ」のおいしさは味だけでなく、フルーティーな香りも非常に重要な要素となります。果物の香りは、食べる際の味覚を引き立てる役割を果たしますので「ふじ」の香りは、その甘さや酸味をより感じさせ口の中でりんごの風味をより楽しむことができるということなんですね。 ※1 エチルエステル類:エタノールと脂肪酸が縮合(エステル結合)して生成する化合物。揮発しやすく、フルーティ、フローラル、スイートな香りを呈する。 ※2 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の略 引用元: 蜜入りりんごのおいしさは香りにあり   りんごの生産量ってどれくらい? りんごの品種別国内生産量の統計によると「ふじ」が全体の約半分を占めています。次に「つがる」。「王林」は、4万8,100t、「ジョナゴールド」は、4万3,200tで概ね同じくらいです。 「ふじ」は1982年にデリシャス系を抜き、現在も安定した生産量を維持。 日本国内において非常に人気のある品種であり、多くの地域で育成されています。 各年度の収穫量に多少の変動がありますが「ふじ」は常に全収穫量の半数を占めています。 引用元:農林水産省りんごの収穫量及び出荷量...

「晴天の霹靂」に続き青森県2品種目の新しい特A米「はれわたり」を食べてみました!

「晴天の霹靂」に続き青森県2品種目の新しい特A米「はれわたり」を食べてみました!

2023年2月28日に日本穀物検定協会が発表した米の食味ランキングで、参考品種として「特A」評価を得た青森県の新しい米の品種、「はれわたり」。 2022年生産分は県内のみの販売ですが、2023年の秋には全国展開する予定です。 青森県在住の筆者は地元のスーパーで購入してきました。   育てやすい品種の開発 青森県のお米といえば、「まっしぐら」「つがるロマン」「晴天の霹靂」などがあります。 1997年にデビューしたつがるロマンは、青森県で家庭向けの米として広く作付けされてきましたが、近年は夏季の気温が高くなってきたことが主な原因で、米の胴割れが多発し、新しい品種の開発が求められていました。 こちらは青森県の資料から抜粋した表です。 胴割れとは右端の写真の様な状態で、急激な水分量の変化で米粒の内部に亀裂が発生してしまう現象です。 「はれわたり」は胴割れ発生率が極めて低く、高温化が進む青森の夏でも健全に育つことがわかります。 更に低温多湿で感染しやすい、いもち病に対しても抵抗性が強く、昨年の青森県の夏の長雨の中でも立派に美味しく育ち、評価を得ることができました。 米の食味ランキングで8年連続の「特A」評価だったブランド米「晴天の霹靂」と比べると、栽培・出荷基準が優しく、生産者にとっても育てやすいお米になりそうです。   はれわたりを実食してみました! さっそく買ってきたお米を炊飯しました。 まずは筆者の好みの水を少なめで炊いてみました。 炊き上がりはツヤツヤで色白、一つ一つ粒が立ち、きらめきすら感じます。 ご飯の粒は小さめです。 歯ごたえはプリッとしていて、弾力があります。 ご飯を炊いた時の気になる匂いがほとんどなく、さっぱりとした味わいです。 2回目は少し水を多めに炊飯してみました。 炊き上がりの白さが増しました。ツヤツヤでやはり輝きがあります。 もちもちとした弾力があり、それでいて尚匂いが少なくさっぱりとした印象でした。   この水多めのご飯を今度は夜塩むすびにして、朝、冷えた状態で食べてみました。 時間が経っていてもやっぱり匂わない! もちっとしていてかつ、べちゃっとしない、かなり筆者の理想に叶っているお米だと感じました。 おいしい! 筆者の印象では、お米よりもパンが好き、というような、お米離れしている人へ向けてもおすすめできるお米だなと感じました。 それもそのはず、はれわたりを形質調査した数字をみても粘りを抑える性質のある白米アミロース含有率が低く、パサパサ感の少ないお米であるといえます。...

種ありぶどうと種無しぶどうの違い、驚きの歴史と種無しぶどうの作り方

種ありぶどうと種無しぶどうの違い、驚きの歴史と種無しぶどうの作り方

デラウェア、巨峰、ピオーネ、シャインマスカットと、近年は数多くの種無しぶどうが販売されています。 種がないってどういうこと?種ありのぶどうと何が違うの?と疑問に思ったことはありませんか? 実は種無しぶどうは栽培中のある手法によって種ありのぶどうを種無しにしているのです。 どうやって種無しにしているのか、種ありの時と味は違うのかについてまとめてみました。   種無しぶどうの栽培方法 ぶどうの樹は雪解けの頃に芽を出し、春には花が咲きます。 花が満開の時に、種無しぶどうにする重要な作業であるジベレリン処理を行います。 ジベレリン処理とは、植物ホルモン由来の農薬であるジベレリンを水で希釈したものをカップに入れ、ひと房ずつ花房を浸す作業です。 ジベレリン処理を行うことで、ぶどうの花は受粉しなくても実をつけることができるようになるのです。   ジベレリンの発見、偶然できた種無しのデラウェア 写真提供:photoAC ジベレリンは、田んぼで稲がヒョロヒョロと背丈が長く育ってしまい、倒れやすくなってしまう馬鹿苗病という病気の原因となる菌類から発見された成長ホルモンで、その後、様々な植物からも抽出されていきます。 背丈が長く育ってしまうということは成長促進が見込まれるということです。 そのためジベレリンはデラウェアの果実をおおきくする試験に使われていたのですが、偶然実が種なしで大きくなることが発見され、実用化に至りました。 植物にとってジベレリンの摂取過多はこの馬鹿苗病のように有害となりますが、成長にとっては必要不可欠なホルモンで、ジベレリン処理の際には食べても人体に害がない濃度の液体が使用されています。 もともと種のない品種は海外で生産され、レーズン加工にも使われているトンプソンシードレスなどがありますが、先述した種無しのデラウェア、巨峰、ピオーネ、シャインマスカットなどはジベレリン処理が施された人工的に種無しぶどうへと成長させている品種になります。   種をなくす以外にも効果あり、二度目のジベレリン処理 ジベレリン処理を花が咲いた頃に行うと先述のように種無しのぶどうをつくることができるのですが、種のないぶどうはあまり実が大きく育ちません。 なぜなら本来、種からジベレリンが生成され、実を肥大化させるからです。 種の肥大化を促すために、1回目のジベレリン処理からおよそ10日〜14日後に、もう一度小さな実がついた房をジベレリン処理することで、実を大きく成長させます。 ジベレリン処理は大粒のぶどうを作るためにも必要不可欠な工程なのです。 こちらは2回目のジベレリン処理直後のシャインマスカット 種なしぶどう、種ありぶどうで味は違うの? 写真提供:photoAC シャインマスカットはほとんどが種無しで販売されていますが、巨峰という品種では種ありと種無しの両方の表記があります。巨峰は種ありが主流でしたが、需要の高まりから種無しのものが多く作られるようになりました。 日本の種無しのぶどうはほぼジベレリン処理によって作られますが、種ありの時と味は違うのでしょうか。 実は種ありの方がおいしい、と言われています。...

おいしいりんごの見分け方は?甘くシャキシャキなりんごの特徴を解説!

おいしいりんごの見分け方は?甘くシャキシャキなりんごの特徴を解説!

皆さんはりんごを買って食べたとき「あんまり甘くないな……」「パサパサしていておいしくないな……」と残念に思った経験はありませんか? この記事では、おいしいりんごの見分け方を解説します。 「一目で甘いりんごを見分ける方法を知りたい」「好みの食感のりんごが食べたい」という方はぜひご覧ください。   おいしいりんごを見極めるポイント おいしいりんごは以下の特徴があります。   全体的に赤くムラがない しっかり熟して甘いりんごは、太陽に光をたくさん浴びて、しっかり赤く色づいて甘くなります。未熟のりんごは酸味が強いため、果実に緑の部分がないかチェックしましょう。   おしりが黄色い=甘い りんごのおしり(置いたときに下になる部分)が黄色いものは、十分に熟しており甘いです。完熟して甘いりんごが食べたい方は、おしりが黄色いりんごを選ぶようにしましょう。   おしりが青い=シャキシャキ 逆に、熟し過ぎていないシャキシャキなりんごがお好きな方は、おしりが青いものを選ぶといいでしょう。   表面に適度な光沢がある 表面に光沢がある場合、人工的なワックスと勘違いする人もいますが、これはりんごが生成するロウ物質で、完熟している証拠です。 りんごは熟成するにしたがって脂肪酸と呼ばれる物質が増え、これが果皮に含まれるロウ物質を溶かして、表面に出てきます。 ただし、テカテカしすぎていると、食感が悪い可能性が高いです。 シャキシャキのりんごを選びたい方は、光沢が出すぎてないものを選びましょう。   表面がくすんでいない 表面にくすみがあるりんごは、新鮮ではない場合が多いです。   おしりとツル周辺がくぼんでいて変形していない おしり部分とツルの周辺が深くくぼんでいて変形していないものは、おいしいりんごの証です。   「いぼり」がある 出典:写真AC...

りんごを長持ちさせるには保存方法がポイント!常温・冷蔵・冷凍での保存期間は?

りんごを長持ちさせるには保存方法がポイント!常温・冷蔵・冷凍での保存期間は?

りんごの長持ちのコツは保存方法にあり! 瑞々しくシャキシャキした食感が魅力のりんご。水分が蒸発しやすい果物なので、鮮度を保つためには保存方法が適切でなければなりません。ここでは常温・冷蔵・冷凍などいろいろな保存方法やその保存期間など、低温多湿を好むりんごを長持ちさせるコツをご紹介します。 出典:pixabay りんごは秋から冬にかけて旬ですが、一年を通して味わえる果物。低温を好み、温度変化や乾燥に弱いため、気候や環境により保存方法を変えるのが長持ちするポイントです。また、りんごは熟成を促進するエチレンガスを放出するので、ほかの果物や野菜への影響を考えて、個別に包装して保管しなければなりません。   りんごの保存は以下の3点がポイント ・低温(理想は0~5度)をキープ ・高湿度(理想は85~90%)を保つ ・個別に包む   りんごの保存には常温・冷蔵・冷凍に加工という方法があり、さらに丸ごとやカットした場合では保存の仕方が異なります。季節や状況に応じた保存方法やその保存期間、保管のうえでの留意点など、りんごの保存のコツを紹介しましょう。   りんごを常温で保存する方法 出典:pixabay   常温での保存場所は りんごは涼しい所を好み、高温や直射日光は苦手。気温が低い冷涼な時期なら常温で保存することができ、温度差が少なく湿度が高い乾燥しにくい場所が適切です。おすすめは風通しがいい冷暗所(条件が合えば玄関先や廊下などもOK)。寒い季節でも暖房が効いている部屋など適した環境がない場合は、冷蔵や冷凍保存がいいですね。   常温での保存の仕方は りんごのヘタの向きが上になるように、水洗いをせず丸ごと保存します。りんごを1個ずつ新聞紙やキッチンペーパーなどで包むことで、水分の蒸発を防ぎ、急な温度変化を和らげます。   りんごが大量にあり段ボールで保存する場合でも、お互いのエチレンの影響を避けるため個別包装がベストです。どうしても大変な場合は、全体に新聞紙をかけるだけでも乾燥しにくくなります。  なお、常温保存でも食べる前に少し冷蔵庫に入れて冷やすと、りんごの甘味が増していいでしょう。   常温保存の期間:1か月ほど   りんごを個別に包む理由は乾燥防止のためだけではない 個別にりんごを新聞紙などで包むのは、乾燥を防ぐ以外にも理由があります。りんごは熟成を早めるエチレンガスを発生するため、そばに果物や野菜が置いてあると傷みやすくなるからです。逆に、早く熟成させたい固い果物があれば、いっしょに保管するといいでしょう。また、じゃがいもは、同じ袋に1個りんごを入れると、芽がでるのを防ぐ効果があるそうです。   りんごを冷蔵で保存する方法...

健康と美容に最適なフルーツ。りんごのダイエット効果を解説!

健康と美容に最適なフルーツ。りんごのダイエット効果を解説!

女性の美しさをサポートするフルーツは?と聞かれたら、真っ先にりんごを思い浮かべる人が多いでしょう。 かつてりんごダイエットが日本中で話題になった事もありましたが、りんごはなぜダイエットに効果的と言われているのでしょうか。本記事ではりんごがダイエットに向いている理由、りんごダイエットの正しい方法などについて解説していきます。 りんごのカロリー、糖質をチェック! まずはりんごとその他のフルーツのカロリーを比較してみましょう。 食品名 カロリー りんご(100g・皮つき) 56kcal バナナ(100g) 93kcal ぶどう(100g・皮つき) 69kcal 温州みかん(100g・じょうのう) 49kcal 白桃(100g) 38kcal いちご(100g) 31kcal 出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)|文部科学省 この表をみると分かるとおり、りんごはバナナやぶどうと比べるとカロリーが低く、いちごや白桃と比べるとカロリーがやや高めなことがわかります。フルーツの中で見ると、りんごのカロリーは平均的と言えます。 それでは他の食品と比べるとどうでしょうか。りんご1個を250gと仮定して、主食とされている食物と比較してみましょう。 食品名 カロリー りんご(1個250g・皮つき) 140kcal 白米(150g・茶碗1杯) 236kcal 食パン(94g・6枚切1枚半) 232kcal パスタ(100g・乾燥)...

りんごの蜜の正体は?知っておきたいおすすめ品種と蜜入りりんごの見分け方

りんごの蜜の正体は?知っておきたいおすすめ品種と蜜入りりんごの見分け方

甘くておいしいとして人気のある蜜入りのりんご。半分に切ったときに真ん中の部分が黄色く透き通っていると嬉しくなるという人も多いと思いますが、なぜ蜜入りのりんごが甘いと言われているか知っていますか? そこで本記事では、りんごの蜜の正体をはじめ、蜜が入りやすい品種や見分け方などをまとめました。なかなか蜜入りりんごに出会えないという方は選ぶ際の参考にしてみてください。   りんごの蜜の正体は? りんごの蜜の正体は、果実の成熟に伴って自然に発生するソルビトールなどの糖分です。 りんごなどのバラ科の植物では、葉が光合成をして作られた糖質を酵素の働きによってソルビトールに変化させ果実に貯蔵します。 その後、貯蔵されたソルビトールのほとんどがショ糖などに変換されますが、果実の成熟が進むことで酵素の働きが低下し、そのままの形で果実内に水分として蓄積してできたものが蜜と呼ばれています。 また、りんごに蜜が入るのは果実が熟すことだけでなく、気温が低くなるなどの気象条件も重要になってきます。 一部では注射などを用いて蜜を注入しているのではといった誤解もあるようですが、りんごやナシなどで見られる「みつ症状」と呼ばれる生理現象のひとつです。   蜜入りのりんごが人気の理由 蜜入りりんごは甘いというイメージを持っている方も多いと思いますが、実は果肉部分と比べると蜜自体の糖度は高くなく、蜜の部分だけを食べてもそれほど甘くありません。ではなぜ、これほどまでに蜜入りのりんごが人気なのでしょうか。 それは、蜜がたくさん入っているりんごは完熟したりんごであるという証だからです。 よく熟したりんごがおいしいというのは当然のことともいえますが、欧米諸国ではりんごに蜜が入っていると生理障害として扱われ、あまり好まれないという側面もあるようです。そのため、蜜がたっぷり入ったりんごを好んで食べるのは日本特有の食文化ともいえるでしょう。   密が入りやすいりんごの品種 出典:pixabay りんごの蜜はすべての品種で必ず発生するわけではなく、完熟しても蜜が入らないというりんごの品種も多くあります。 ここからは、蜜が入りやすい品種の特徴などを見ていきましょう。   サンふじ 「サンふじ」はりんごの中でも特に人気で蜜が入りやすい品種の代表格として知られています。シャキシャキした食感とジューシーさが特徴で、甘さと酸味のバランスに優れた人気のある品種のひとつです。果実に袋をかけずに栽培したものが「サンふじ」、袋をかけて栽培したものが「ふじ」と呼ばれ、同じ品種ではありますが、蜜の入りやすさでは「サンふじ」の方が優れています。   早生ふじ 「早生ふじ」は「ひろさきふじ」や「紅将軍」といった品種の総称で、ふじよりも1ヶ月ほど早く収穫することができます。特に「ひろさきふじ」は味や食感が「ふじ」に近く、糖度が高く密も入るため人気の品種となっています。   北斗 「北斗」もサンふじに続いて蜜が入りやすい品種です。栽培が難しいことから希少な品種になりつつありますが、果汁が豊富で甘みと酸味のバランスがよく人気があります。   ぐんま名月...

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