皆さんはりんごを買って食べたとき「あんまり甘くないな……」「パサパサしていておいしくないな……」と残念に思った経験はありませんか?
この記事では、おいしいりんごの見分け方を解説します。
「一目で甘いりんごを見分ける方法を知りたい」「好みの食感のりんごが食べたい」という方はぜひご覧ください。
おいしいりんごを見極めるポイント
おいしいりんごは以下の特徴があります。
全体的に赤くムラがない
しっかり熟して甘いりんごは、太陽に光をたくさん浴びて、しっかり赤く色づいて甘くなります。未熟のりんごは酸味が強いため、果実に緑の部分がないかチェックしましょう。
おしりが黄色い=甘い
りんごのおしり(置いたときに下になる部分)が黄色いものは、十分に熟しており甘いです。完熟して甘いりんごが食べたい方は、おしりが黄色いりんごを選ぶようにしましょう。
おしりが青い=シャキシャキ
逆に、熟し過ぎていないシャキシャキなりんごがお好きな方は、おしりが青いものを選ぶといいでしょう。
表面に適度な光沢がある
表面に光沢がある場合、人工的なワックスと勘違いする人もいますが、これはりんごが生成するロウ物質で、完熟している証拠です。
りんごは熟成するにしたがって脂肪酸と呼ばれる物質が増え、これが果皮に含まれるロウ物質を溶かして、表面に出てきます。
ただし、テカテカしすぎていると、食感が悪い可能性が高いです。
シャキシャキのりんごを選びたい方は、光沢が出すぎてないものを選びましょう。
表面がくすんでいない
表面にくすみがあるりんごは、新鮮ではない場合が多いです。
おしりとツル周辺がくぼんでいて変形していない
おしり部分とツルの周辺が深くくぼんでいて変形していないものは、おいしいりんごの証です。
「いぼり」がある
出典:写真AC
表面がでこぼこしているりんごを見かけたことはありませんか?「あちこちぶつけたのかな?」と思ってしまいますが、これを「いぼり」と呼び、たっぷりと栄養を吸収し完熟している証拠です。表面がツルツルのりんごよりも糖度が高く、蜜が入っている可能性も高いです。いぼりは若い枝には実らない場合が多く、珍しいりんごとも言えます。
ツルが太くピンと張っている
りんごの頂部についているツルが太いのは、果実にしっかり栄養がいっている証拠です。また、ピンと張っているのは新鮮なので、ツルが古くなっていないか確認しましょう。
香りが強い
熟したものほどりんごのいい香りを漂わせます。香りをかいで選ぶこともポイントです。
叩くとコンコンと音が鳴る
指で軽く叩いて「コンコン」と高めの音が鳴るものは、硬くシャキシャキとした食感のりんごです。
逆に「ボクボク」と低い音が鳴るものは、柔らかくモソモソとした食感のりんごです。
傷がない
表面に傷があると、そこから腐食が進んでいきます。全体をチェックして、傷の有無をチェックしましょう。
ツル割れしている
傷の話とは逆になってしまいますが、りんごの頂部の枝の付近の皮に亀裂が入っているものがあります。これを「ツル割れ」といい、糖度が高いりんごになります。甘くなるのは、りんごの傷を治そうと栄養を運ぶからです。ハネられてしまうことが多いので、スーパーなどではあまり見かけませんが、見つけたらラッキー。
旬の時期である
スーパーなどで一年中見かけるりんごですが、旬の時期は蜜入りのものも多く、より甘いです。8〜9月は甘みは控えめですが、フレッシュな味わいが特徴で、これもまたおいしいです。旬の時期は品種によって違うため、旬を調べてから買うのがおすすめです。
青りんごや黄色りんごの場合は…
出典:写真AC
「王林」や「きおう」、「トキ」、「シナノゴールド」など、色では判断がつきにくい青や黄色のりんごですが、おいしいものの見分け方は、色以外は基本的に赤りんごと同じです。
ただし大きさに関しては、小さいものより大きいもののほうが熟成し甘いりんごである可能性が高いので、大きいサイズのものを選ぶといいでしょう。
また、青りんごは「サビ」と呼ばれる茶色い斑点が目立ちますが、味には問題ありませんので、特に気にしなくてもいいです。
色がまばらな「葉とらずりんご」というものもある
出典:写真AC
一般的なりんごは、果実周辺の葉を摘み取って、日光がまんべんなくあたるようにしますが、あえて葉を残す「葉とらずりんご」と呼ばれるものもあります。果実が葉に隠れてしまうので、赤と緑が混じったまばらな色になりますが、光合成により養分が果実に送られるので、甘くなるといわれます。
おいしいりんごを食べよう!
今回は、おいしいりんごの見分け方について解説しました。
せっかく買うならおいしいりんごを選びたいですよね。
りんごを購入する際の参考にしていただけるとうれしいです。
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