夏頃に旬を迎える桃。
桃をどのように保存すれば美味しさがキープできるのか、悩んだことはありませんか?
桃はとてもデリケートなフルーツのため、あまり日持ちがしません。
ここでは、桃の選び方と新鮮さを維持できる保存方法をご紹介します。桃が旬を迎える夏本番に向けて、美味しい保存方法を知っておきましょう!
美味しい桃の選び方のポイント
美味しい桃を選ぶためには、いくつかのポイントがあります。
まず、色を見てください。全体的に色づいているものを選びましょう。
濃い色の桃のほうが甘みは強いと言われています。
次に形を確認しましょう。上から見たときに、左右のバランスが取れたキレイな形のものがおすすめです。
桃のお尻部分も確認します。色が青っぽいものは、まだ熟しきっていません。桃は熟してくると青から白へ変化します。お尻部分が白くなった桃は熟しているので食べごろを迎えていますよ。
桃を選ぶ際に、表面を指で押したり力を入れて持ったりしないようにしましょう。桃はとても柔らかいため、少しの衝撃ですぐに傷が付きます。傷みが進みやすいので、優しく扱ってくださいね。
常温で保存
「購入した桃を冷蔵庫に入れる」と答える方は多いかもしれませんが、桃は常温保存が基本です。常温保存のコツと保存期間をご紹介します。
- 保存方法
桃の表面から水分が抜けてしまわないようにしましょう。
乾燥が天敵なので、新聞紙やキッチンペーパーなどで桃を包みます。
包んだ桃をポリ袋に入れ、口を閉じます。その状態でフルーツキャップに入れ、エアコンや扇風機の風が当たらない場所へ。
エアコンや扇風機の風が当たると水分が飛んでしまいやすいため、注意が必要です。
- 保存期間
だいたい2、3日程度の保存期間です。
ただし購入した時点で、すでに柔らかい桃の場合の保存期間は1、2日程度でしょう。
常温で置いておくと熟成が進み、柔らかい桃は傷んでしまいます。
少し硬めの桃は常温保存することで、果肉が柔らかくなり食べごろになりますよ。
冷蔵で保存
しっかり冷えた桃を食べたいときもありますよね。冷蔵保存するときのポイントを見てみましょう。
- 保存方法
すぐに食べるときは、冷蔵庫で1〜2時間冷やす程度にしましょう。
あまり長時間冷蔵庫に入れていると、甘さが半減するため注意してください。
数日間保存したいときは、空気に触れないようにすることがポイントです。
できるだけしっかりアルミホイルで包みます。桃は冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
冷蔵室はだいたい約2~6℃の設定ですが、野菜室は約4~8℃とやや高め。低温に弱い桃を冷蔵保存するには、野菜室がおすすめです。
- 保存期間
保存期間は1週間〜10日程度です。
ただし桃の熟成度合いによって多少日持ちに差が出るため、できるだけ早めに食べましょう。食べる直前に、常温に少し戻すと美味しく食べられますよ。
冷凍で保存
桃は冷凍保存できることを知っていますか?半解凍で食べると、冷たくシャリシャリした食感が楽しめますよ。
- 保存方法(まるごと)
丸ごと保存するときは、ラップで桃をしっかりと包みます。
包む前に包丁で皮に薄く切れ目を入れても良いですね。
解凍したときに皮が剥けやすくできます。冷凍庫の中で他のモノと当たって傷まないように、フルーツキャップをかぶせましょう。
チャック付きの保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じます。皮は流水で解凍すると、するんと剥けますよ。
- 保存方法(カット)
写真提供:フォトAC
まず皮を剥いて、好きな大きさにカットします。
桃はカットした状態で置いておくと、茶色く変色。美味しそうな見た目をキープするため、カットした桃にレモン汁をかけます。レモン汁を混ぜた水にくぐらせても良いですよ。
水気を切ったらラップで包みます。
包むのは1つずつでも、数個ずつでもどちらでもかまいません。数個ずつ包んだほうが、食べたいときにさっと解凍できるので便利ですね。
ラップに包んだ桃をチャック付きの保存袋に入れます。このときに、ぎゅうぎゅうに押し込まないようにしましょう。少しゆとりを持たせて袋に入れると、桃が傷みません。
- 保存期間
冷凍庫では、だいたい1カ月ほど保存できます。
解凍時間は丸ごとの場合で、常温で15分〜30分程度。カットした桃は10分ほどで自然解凍できます。
あまり解凍しすぎると食感が悪くなります。ほどほどに解凍してから食べましょう。
まとめ
新鮮な桃を長く楽しむためには、保存方法を知ることが大切です。
常温・冷蔵・冷凍と、それぞれの方法を活用して美味しい旬の桃を最大限に味わってくださいね。道の駅なえぎでみずみずしい桃が購入できます。
ぜひ、この機会に旬の桃を手にしてみませんか。
【山梨県笛吹市・斉藤農園】エシカルな栽培で育った樹上完熟「桃」(2kg)
道の駅なえぎでは、りんごやぶどうなどの新鮮なフルーツを中心に取り扱っています。オンラインショップで、生産者の顔が見える商品をチェックできますよ。
書いた人:sawaなつ