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青りんごの代表格「王林」の特徴や選び方をご紹介!

青りんごの代表格「王林」の特徴や選び方をご紹介!

日本の青りんごといえば「王林」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、青りんごに馴染みがありながらも実際に購入するとなると、「なんとなく赤いりんごがいいかな」「見た目が鮮やかなほうがいいかな」と赤いりんごを購入する方が多いと思います。実際は人気のある「王林」の特徴や選び方を実食レポートを交えながらご紹介していきます。   王林ってどんなりんご? ・王林はどこで誕生したの? 「王林」は、福島県伊達郡桑折町の大槻只之助氏によって1943年(昭和18年)に育成されたりんごの品種です。ゴールデンデリシャスと印度りんごを交配して誕生し、1952年(昭和27年)、伊達農協の大森常重組合長によって「林檎の中の王様」という意味を込めて命名されました。 ・食味や風味は? 「王林」の食味の特徴は甘みがあり、酸味が少ないということです。このことから日本のりんごの中では甘いりんごといえるでしょう。また爽やかな芳香があることも特徴のひとつです。   ・外観はどんなかんじ? 「王林」は果形が卵型で、大きさは300グラム前後です。果皮は鈍い緑黄色で、果皮表面にはひび状のさびが発生しやすいとも。果実の表面に粗い果点(ポツポツした点)が入りザラザラしたものは完熟した「王林」の証しです。・王林の収穫量と出回り時期は? 「王林」の収穫量はふじ、つがるに次いで3番目に多いりんごです。無袋栽培に適しているため安定した栽培が行われています。ふじ、シナノゴールドと同じ晩生種で東北北部では10月下旬〜11月上旬、長野では10月中旬頃に収穫されます。出回り時期は、11月〜3月。 引用元:農林水産省 王林の収穫量  ・保存方法や貯蔵性はどうなの? 「王林」は貯蔵性の高いりんごです。丁寧に保存すると冷蔵庫で2週間程度はおいしく召し上がることができます。保存方法は、りんごをひとつずつ紙で包み、それらをエチレンガス対応の保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。日持ちのする「王林」ですがおいしく食べるためには10日程度で消費することをおすすめします。   どんな王林を選んだらいいの? ・選び方は好みの味によって異なる? 「王林」は、熟してくると黄色くなります。特有の香りを深く楽しみたい方は黄色よりも黄緑色のもの、特にお尻の部分がまだ緑色のものを選ぶとよいでしょう。また、甘めの「王林」が好みの方には、果点やサビがしっかりと出ているものをおすすめします。・重量感があるものを! 「王林」は豊富な果汁が人気のりんごです。手に取った時、ずっしりと重みを感じるものを選ぶとよいでしょう。ジューシーな味わいを楽しむことができます。   産地直送の「王林」を実食してみました! 少し遅いかなと思いましたが2月に「王林」を購入。購入直後、箱から取り出した時には、本当によい香りを放っていました。切り分けるとさらに爽やかな香りが。産地直送で購入した「王林」は大変おいしくいただくことができました。 その後、購入から2週間も保存していた「王林」を実食することに。「王林」の魅力である香りはどんなものになっているか関心と共に少し不安がありました。ところが香りに変化はなく果汁もたっぷり残っていたことに大変驚きました。また、サクサク感は変わらず、丁度良い甘みと爽やかな香りを感じながらおいしくいただけました。 おわりに この記事では、「王林」の特徴や選び方をご紹介しました!「王林」の魅力は、何といっても時間が経っても変化しない爽やかな香りと果汁の多さ、近年の消費者の趣向に合った甘さではないでしょうか。また今回は産地直送の「王林」を手に取ってみて実感したことがありました! 店頭で購入するよりも新鮮なりんごを購入できるため「王林」のような香りに特徴があるりんごはより新鮮なりんごを早く入手した方がよいということです。産地直送は中間業者を介さず、生産者から直接購入できるため店頭で購入するよりも最短日数で入手できます。また、生産者を知ることができるため安全性の高いりんごを購入することができます。より新鮮な「王林」を手に取って、おいしく召し上がっていただきたいと思います!   書いた人:Masako Aizome  ...

「サンふじ」りんごの特徴は?ふじとの違いについて解説

「サンふじ」りんごの特徴は?ふじとの違いについて解説

「サンふじ」は、青森県藤崎町で生まれた「ふじ」と同じ品種のりんごです。しかし、「サンふじ」と「ふじ」にはいくつかの違いがあります。以下に、「サンふじ」の特徴と「ふじ」との違いをまとめました。   「ふじ」の特徴はこちらから 世界的なフルーツブランドとなったりんごの品種「ふじ」とは?   「サンふじ」のサンは太陽のSUN?! 「サンふじ」の「サン」は太陽の【サン/SUN】を指します。「サンふじ」は、「ふじ」と比較して、栽培中に十分な太陽光を浴びて成熟したりんごの品種です。もちろん、「ふじ」も太陽の下で栽培されますが、成熟期には袋がかけられるため、「サンふじ」とは栽培方法に違いがあります。   有袋のりんごと無袋のりんごではどんな違いがあるの? 前述した「ふじ」は、成熟期に袋をかけて防虫対策をし、外観の美しいりんごに育成されます。一方、「サンふじ」は袋かけをしないため、表面はざらざらしており、色にむらがあります。では、外観のほかに何が異なるのでしょうか。次にその違いをまとめました。   「サンふじ」の味覚と外観ってどうなの?! 太陽光をたくさん浴びて育成された「サンふじ」は、濃厚で深い甘みとたっぷりの果汁が特徴的です。 表面の色むらは、十分な太陽を浴びた証拠であり、その結果として甘みが一層深まります。 中央には蜜がよく入り、これはりんご全体が甘いというバロメーターとなっています。また、表皮が硬めなことも特徴の一つです。   おいしい「サンふじ」の選び方 1.緑色が抜けているものを選びましょう。これは完熟しているサインです。 2.中玉で、持ち上げた時にずっしりと重みを感じるものを選ぶと良いでしょう。果汁をたっぷり含んでいます 3.お尻の部分が飴色(濃い黄色)になっているものを選びましょう。蜜が入っている可能性が高いです。   「サンふじ」の旬の時期は? サンふじの主な産地別、出回り時期は次の通りです。 サンふじは収穫直前まで太陽光を浴び、完熟ギリギリの状態で出荷。蜜入りが良いことから貯蔵性が低いために収穫後一ヶ月以内に市場へ提供されます。   葉とらずりんごの特徴 「葉とらずりんご」は、文字通り「葉を取らない」栽培方法で育てられたりんごのことです。 従来の栽培方法では、りんごの赤さを均一にするために葉を取り除くことが行われていました。りんごは太陽の光を浴びることで赤く色づくため、葉が邪魔になっていたのです。しかし、この葉っぱには、濃厚な甘みを生み出す重要な役割がふたつあります。ひとつは、葉っぱの光合成です。光合成で作られた養分は果実へ供給され、後にソルビトールという糖分に変換されます。つまり、葉が多ければ多いほど糖分が増すということなんです。ふたつ目は、たくさんの葉は直射日光を遮り、不必要な水分の蒸発を防ぐことができます。このように葉の重要な役割を見直し栽培方法を改善した結果、濃厚な甘みのある果汁たっぷりの「葉とらずりんご」が誕生しました。本記事でご紹介している「サンふじ」についても、「葉とらずサンふじ」は普通のサンふじよりも糖度が1度〜1.5度ほど高いとされています。   まとめ...

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