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ぶどう農家直伝!甘いシャインマスカットの見分け方とは?黄色は完熟のサイン

ぶどう農家直伝!甘いシャインマスカットの見分け方とは?黄色は完熟のサイン

張りのある大粒の実、房から外して皮ごと食べられる種無しぶどうとして、近年人気が急上昇中のシャインマスカット。 ぷりっとした実をつまんで皮のままでかじると、心地よいマスカットの香りがぜいたくな幸福感を呼び、甘い果汁が口の中に広がります。 手土産や自分へのご褒美などとしても、需要が高まってきているシャインマスカット、じつは実の色の違いからふた通りのおいしさを楽しむことができます。   シャインマスカットの青さは噛みごたえ、黄色は甘さの指標 シャインマスカットは青に近い緑色の方が若く実に張りがあり、黄色いと完熟していて実が柔らかくなります。 パッと目を引くのは青くて若い実の方だと思います。 ツヤツヤと輝いて、たとえば贈答用の箱の中に入っていてもとても見栄えがします。 青めの粒は噛むとぱりっとした心地よい弾力、シャインマスカット特有の甘さとほどよい酸味があります。噛みごたえがあり、ずっと口の中でおいしさを楽しむことができます。 そしてじつは実の色が黄色くなると甘く熟したサインなのです。 黄色く熟した実は、酸味も抜けて甘みが強いシャインマスカットに育っています。皮は薄く、果肉も柔らかく、ほおばるとすぐに口の中でほどけて甘さの余韻が残ります。   シャインマスカットは黄色いものほど糖度が高い 山梨県の果樹試験場でも、シャインマスカットの色と甘さの関係について調査がされています。 より甘いシャインマスカットを安定して供給するために5段階の色チャートを作り、一定以上黄色く熟したものを収穫し、ぶどうの価値の向上に努めるよう生産者に働きかけています。 山梨県果樹試験場HPより引用(カラーチャートはこちら) こちらの資料によれば、チャート3以上の黄色みがかったものはBRIX(糖度)が収穫基準の18をおおむねクリアしていると記されています。 シャインマスカットを長期間保存するための研究では、適齢期の青すぎず黄色すぎない収穫適齢期の房が、痛みが少ないという実験結果もあります。 参照:ブドウ「シャインマスカット」の穂軸からの水分補給による長期貯蔵技術   樹齢の若い樹から採れるシャインマスカットは黄色くなりやすい? 写真提供:PAKUTASO シャインマスカットの中でも、樹齢の若い樹から収穫される房は、実があまり大きくなりません。そのためか、熟すのも早く、実が黄色いものが市場に出ることも多くなります。 シャインマスカットの主な産地、山梨県、長野県、岡山県、山形県では8月〜10月が収穫の最盛期。この旬の時期の早いうちでも、甘く熟したものが食べられます。そして小粒のものは大粒のものより安価に手に入りますので、お手軽に味わうことができますし、より甘さを堪能することができます。   ぶどうの新鮮さの見極めは軸の色にあり 新鮮なぶどうは軸の色も緑色です。水分が抜けて軸が茶色くなっているものは収穫してから時間がたっています。 ①新鮮な軸の色が緑の葡萄   ②収穫後時間が経過した軸が茶色の葡萄...

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